電力自由化で電気料金をお得にするなら電力会社を比較しよう

　大手電力会社の中の1社、関西、近畿圏を中心に電力供給している関西電力が平成30年7月1日に値下げを発表しました。電力自由化やガスの自由化などで、異業種からの参戦などで、顧客の奪い合いの競争激化を受けて、一番の被害者ともいうべき、大手電力会社の関西電力が値下げを発表しました。具体的にどの程度安くなるのでしょうか？




　関西電力は過去に二度の値上げを行いましたが、大飯原子力発電所の4号機の再稼働に伴って多くの電力を作れるため下げることになりました。電気料金の仕組みは原子力や火力など発電所や燃料費などの関係で変わり、値下げされる要因は以前よりも効率良く発電できるためです。電力の自由化は光熱費を減らすきっかけになり、オール電化住宅にするとガスや石油などに頼らずに済むため安心できます。電気料金は燃料費が高くなると必然的に上がりますが、原子力発電所が再稼働したことで安定して供給できるため下がることが特徴です。
　原子力発電に対して、思うところがある人も少なくないと思いますので、複雑に思われる方もいるかもしれませんが、では電力自由化で電力供給会社を新電力会社に切り替えてみてはどうだろうか？
　という方もいるかと思いますが、原子力発電を利用できない新電力会社はどうようの価格帯まで下げることは難しく、太陽光や風力、小水力などエコエナジーを中心に供給している電力会社には、どうようの価格帯にまで落とすことは難しいという現実もあります。



　関西地区にお住まいであれば関西電力を使う家庭が多く、大飯原子力発電所の3号機と4号機の再稼働による料金の値下げが伝えられていますが、どの程度、安いのか？東京電力などの可管轄地域で、関西電力を検討する方、新電力を契約中で、関西電力を検討する場合などは、公式サイトに電気料金のシミュレーションがありますので、実際にどの程度、安くなるのか？確認してから切り替えましょう。
　最新の情報を確かめて見直すことを検討することが大事です。シミュレーションの方法は電力会社とプラン、月々の電気使用量を確かめ、そのままサイトで情報を入力すると結果が分かります。ですので、過去の明細などがあると、シミュレーションがかなり具体的になります。
　電気料金は従量電灯AまたはBのほか低圧電力があり、シミュレーションを通じて、どのプランがお得なのか？また、そもそも、それほど、従来の契約内容と比較してメリットが無いのか？なども具体的な数字で把握できるので、気になる方は、一度試してみてください。


　関西電力は大飯原子力発電所の再稼働に伴う料金の値下げを発表し、家庭向けの4.03％に対して企業向けは5.94％と幅が広がっています。
　電気消費量が多ければ、それだけ従量分お得になるという事です。「なっトクでんきＢｉｚ」は電気の消費量が多い法人向けのプランで、電気とガスのセットプランが従来よりも7%安くなるため効果があります。料金は新電力と遜色ない価格と言われており、企業の経費削減をするためにシミュレーションで計算して決めると効果が高いです。
　電力自由化は新電力の参入もあり競争が激化し、電気を作るために使う燃料費が安くなるタイミングで行うため有利に立てています。企業向けの電気は家庭用と比べると多くなり、法人向けのプランでガスとの組み合わせなどもあるため最適な内容を選ぶと便利です。


　平成30年7月1日から、今回の関西電力の値下げは1kWあたり1.04円の値下げになります。
　総務省の家計調査をもとに、電気消費量を見ていくと、単身者の場合、213kwh程度を利用しており、今回の値下げで月に200円程度のメリットがあります。年間で2400円程度のメリットと言えます。
　3人世帯の場合は平均350kWh/月を利用しており、今回のメリットでは350円程度で、年間で4200円程度の料金メリットがあります。
　4人世帯の場合は、381kWh/月という事で、年間に直すと4500円程度のメリットがあると言われており、家族が多い家庭や、電気消費量が多い家庭にとっては、かなりのメリットがありと言えます。
　切り替えはスマートメーターを使用している家庭であれば、既存の電力会社との解約手続きは、関西電力が代行してくれるので、オンラインで申し込むだけで手続きは完了します。スマートメーターでない場合は、工事が必要ですが、無料でスマートメーターに変更してくれるので、家計負担なく、切り替えが可能です。